JR松前線
D渡島吉岡〜松前間



吉岡川を渡る橋は橋台が残っていた。路盤はこの先さらに谷の奥へ進んでいくが、吉岡砕石の敷地に入ってしまう。

橋台

その先路盤上に有蓋車が放置されていた。トンネル工事の際の殉職碑が建っていた。

有蓋車(許可を得て撮影) 殉職碑 (許可を得て撮影)

白神トンネルで白神岬をショートカットする。

白神トンネル (許可を得て撮影) 延長2キロ980メーター

白神トンネルの松前側はアプローチ困難で、美山トンネルの上から眺めることができる。

白神トンネル松前側を見る 

美山トンネルをくぐるが、非常に短いトンネルである。

美山トンネル松前側 勾配標がある

立て続けに荒谷トンネルを通る。

荒谷トンネル木古内側  荒谷トンネル松前側

荒谷トンネルを出ると落石覆いがある。かなり延長は長いほうである。

落石覆い かなり延長がある

路盤はスズキノ沢川の谷を河口へ下っていくが、高い高度のまま海沿いの台地を進む。荒谷川の手前で45キロポストがあった。

 

荒谷川を渡る。かなり高い橋梁だが、松前側のガーダ桁がなくなっている。

荒谷川橋梁   

すぐに渡島大沢駅跡となる。ホームが残っていた。大沢という集落は駅から1キロ以上西にあり、そのためかかつて「大沢駅下」と名乗っていたバス停は現在「荒谷川向」となった。

渡島大沢駅跡 

渡島大沢駅跡からも高台を進み、ヒジノ下川を櫃ノ下川橋梁で渡る。木古内側のガーダ桁がなくなっている。

櫃ノ下川橋梁  木古内側のガーダがない

この先徐々に高度を下げ大沢集落に入っていく。大沢集落の中で、大沢川と寺沢川を渡る。ふたつの川の間にも盛土が残っている。

大沢川橋梁の橋台 神社川橋梁の橋台

この先浅い切取で進み、及部駅跡は盛土の上にある。

及部駅跡 

この先及部川を渡っていたはずだが何も残っておらず、その先は真新しい道路になっていた。伝次郎川を渡ったあたりから砂利道となる。

舗装道  砂利道

松前の中心を渡る大松前川橋梁は9連のガーダによる大規模な橋だったが今は跡かたもない。松前城側に橋台が残っている。

写真中央を橋で渡っていた  橋台 

松前城内は松前トンネルで貫通している。木古内側は埋められているが、松前側は石垣風の意匠の蓋がされている。

松前トンネル松前側

その先道路となって、町はずれで松前駅跡となる。空き地がひろがっている。記念碑があったが廃止前に建てられたものである。
駅前だっただけあり、旅館は今でもこのあたりに集中している。

松前駅跡  記念碑 



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